本音を引き出す質問:ふたりで話す40問
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本音を引き出す質問とは、すぐには答えられない質問です。少し考える。ときには長く。そして、そのあとで、自分や相手について、それまで言葉になっていなかったことがわかります。
ここに40問を、テーマ別に並べました。さらに、相手を押しつぶさずに正直に答える方法も。こちらのほうが難しい部分です。
質問が「深い」とは
深いことは、ドラマチックなこととは違います。「いちばん怖いものは何?」は深そうに聞こえますが、ひとことで終わって沈黙になりがちです。もっとうまくいくのは、エピソードを求める質問です。
目安として、質問は、はい・いいえでも、数字でも、誰もが言うことでも答えられないほうがいい。「人生で大事なことは何?」の答えは、「家族、健康」です。「最近、いかにも自分らしいと感じたことをしたのはいつ?」の答えは、ひとつの場面になります。
これに関連する有名な研究もあります。心理学者のアーサー・アロンとそのチームが、1997年に、知らないふたりが、少しずつ個人的になっていく質問をお互いにするという実験をしました。その考え方は、少しずつ心を開き、相手も何かを見せてくれるとき、近さが生まれる、というものです。この質問リストは「恋に落ちる36の質問」として知られるようになりました。くわしくは恋に落ちる36の質問で。
自分自身についての質問
ここから始めるのがおすすめです。個人的ですが、相手に向けられてはいません。
- ほとんどの人に見せている自分と、ごく少数にしか見せない自分は、どう違う?
- うまくいくと確信できるなら、何をする?
- 最近、本当に生きていると感じたのはいつ?
- どの決断が、人生をいちばん別の方向に向けた?
- ずっと前のことなのに、まだ恥ずかしいと思うことは何?
- 子どものころ、必要だったのにもらえなかったものは何?
- 手放したい自分の性格と、何があっても残したい性格は?
- 最後に助けを求めたのはいつ? どんな感じだった?
- あのときは許せなかったけれど、いまなら許せる人は誰?
- 義務がまったくない、あなたにとっての良い1日は、どんなもの?
価値観と、大事なことについての質問
- 人生の終わりに、満足して振り返れると、どうやってわかる?
- 絶対に交渉しない価値は何? いい値段をつけられても。
- 何のためなら、ケンカになるリスクをとる?
- 誰も見ていないとき、あなたにとって成功とは何?
- あなたにとって、良い人生とは何? そのうち、もうどれだけ手にしている?
- 吟味せずに受け継いだ子どものころのルールは何?
- ずっとなりたかったものは何? どうしてそうならなかった?
- 人でいちばん大事なのはどれ? 勇気、優しさ、賢さ、ユーモア?
- 何に感謝している? そのことを誰かに伝えた?
- 抱えている罪悪感は何? それを下ろすには、何が助けになる?
不安と弱さについての質問
これらの質問には、静けさと信頼が必要です。玄関先で聞かないでください。
- めったに声に出さない、怖いものは何?
- 最近、自信がないと感じたのはいつ? どう向き合った?
- 具合が悪いとき、何が必要? 何がまったく助けにならない?
- 私に話したいのに、まだ勇気が出なかったことはある?
- 私がそばにいたのに、ふたりの関係の中でひとりだと感じたのはいつ?
- 前の恋愛での傷で、いまもときどき残っているものは何?
- 私がもし言ったら、あなたにいちばん刺さることは何?
- 私を信じるのが難しいのはどんなとき? 簡単なのはどんなとき?
- あなたのどんな部分が、見つけてもらうのを待っている?
- 批判にはどう向き合っている? 私にはどう向き合ってほしい?
これらの質問で、近さや見捨てられることへの昔の不安が出てくるなら、回避型愛着の記事を見てみる価値があります。そして、何かがとても重いと感じるなら、サポートを求めてかまいません。カップルカウンセリングやセラピーは、そうしたテーマを受け止めるためにあります。
ふたりの関係についての質問
- ふたりがうまく成長していると、どこで感じる? 止まってしまうのではと心配なのはどこ?
- ふたりが特別だとわかった瞬間は、いつ?
- 私たちがうまくやっているのに、めったに口にしないことは?
- いま、あなたに足りないものは何? 義務のように聞こえずに、どう助けられる?
- あなたにとって、近さとはどんなもの? 近すぎるとは、どんなもの?
- どんなときに、私にいちばん見てもらえていると感じる?
- 10年後も、同じようにしていたいことは何?
- ふたりは、対立にどう向き合っている? 何を変えたい?
- もっと正直に話し合えたら、何が変わる?
- 一度も口に出さずに、私に期待していることは何?
最後の質問は、扱いに注意が必要です。口に出されない期待が、失望のもとになっていることが多く、言葉にするだけでかなりほぐれます。
深い質問に、正直に答えるには
これが本当の技術です。深い質問は、自分の何かを見せることを求めます。それは大変なことです。
時間をかける。 すぐに答えなくていい。「それは考えてみないと」は、正直な答えです。1日かかる質問もあります。
自分のことを話す。 「いつも話を最後まで聞いてくれない」ではなく、「自分はよく引っ込んでしまうと気づいた」と言う。最初の形は聞くことを誘い、2つめは身を守ることを誘います。
ひとつの例にとどまる。 「近さが必要」のような一般的な答えは、本当だけれど色が薄い。具体的な例があると、手触りが出ます。「先週の日曜日、何も聞かずにコーヒーを持ってきてくれたとき、それを感じた」。
大変なときは、そう言う。 「これは言うのが難しい」は、相手がしっかり聞く助けになります。弱さではありません。
聞く側は、訂正しない。 パートナーが何かをどう体験したか話すとき、それはその人の受け取り方です。それを真剣に受け止めるのに、同意する必要はありません。「話してくれてありがとう」が、最初の答えとしていちばんいいことが多いです。
すぐに解決しない。 まず聞く。アドバイスや解決のアイデアは、あとで、もし必要なら。
やめたほうがいいとき
深い質問は義務ではありません。次のようなときは、やめるか、延期しましょう。
- どちらかが疲れている、お腹がすいている、ストレスを感じている、
- 会話が非難に傾いていく、
- 誰かが追い詰められていると感じる、
- ポイントを集めているだけだと気づく。
そうなっても、休憩は失敗ではありません。こう言えます。「いまは多すぎるから、明日また戻ってもいい?」そして、本当に戻ること。それが大事な部分です。
関係の中に不安、圧力、暴力が関わっているなら、これらの質問は適した手段ではありません。差し迫った危険があるときは、110番に。日本では、内閣府の「DV相談ナビ」(#8008)で、最寄りの相談窓口につながります。
答えをどうするか
深い会話のあとは、気持ちが揺れることがよくあります。それで大丈夫です。そのあとに役立つこと:
- 短いスキンシップ:ハグ、手をつなぐ。
- そのあとに軽いもの:お茶、散歩、ドラマ。
- 翌日に、「きのうのこと、まだ考えてた」とひとこと。
そして、知ったことを覚えておくこと。子どものころひとりでいることが多かったと話した人が、次の約束で忘れられると、話すことと聞くことの違いがわかります。
質問が自然に出てこないとき
多くのカップルは、定期的に深い話をしようと決めて、日常が割り込んで挫折します。大きな決意より、小さな決まった習慣のほうが助けになります。
フタリでは、毎日質問が届き、まずそれぞれが別々に答えます。相手の答えは、自分が書くまで隠れています。それで、相手の答えに合わせたくなる誘惑がなくなり、正直になる場所が生まれます。そのあと、それについて話します。文字を打つのが大変なら、ボイスメッセージでもできます。
静かに紙で取り組みたい人は、ノートでもできます。それぞれ答えを書いて、交換するのです。
次に読むなら
入り口のあとにもっと知りたいなら、深い質問に、長めの会話のきっかけがあり、哲学的な質問は、大きなテーマに少し軽さを加えてくれます。日常の会話なら、カップルの会話ネタがちょうどいい補いになります。
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