対等な関係とは? カップルの見分け方と、続けるコツ
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対等な関係といっても、何でも半分ずつにするという意味ではありません。どちらかがずっと発言権が強い、ずっと多く背負っている、ずっと軽く扱われている。そういうことがない関係のことです。ふたりがそうなっているかどうかは、大きなケンカよりも、たくさんの小さなことに出ます。誰が計画するか、誰が折れるか、誰が先に謝るか、誰の時間が「空いているもの」として扱われるか。
この記事は、そこをもう少し細かく見るためのものです。誰かを責めるためではなく、ふたりで一緒に答えられる質問を使います。
対等な関係ではないもの
同じであることと、同じ重みであることは別です。ふたりは仕事も、体力も、収入も、使える時間も違います。たくさん稼ぐ人が、自動的に発言権も大きいわけではありません。子どもや勉強のために働く時間が短い人も、ちゃんと支えています。対等というのは、その違いをふたりとも知っていて、口に出して、公平だと思えている状態のことです。
何でもふたりで決める、という意味でもありません。それでは疲れてしまいます。多くのカップルは担当を分けています。保険のことは彼、旅行は彼女、というように。それがうまくいくのは、分け方が自分から選んだものであって、あとから置いていかれた気持ちにならないときです。
対等かどうかの見分け方
対等な関係は、小さなところに出ます。
- どちらも、あとで高くつくことなく「いやだ」と言える。
- どちらも機嫌が悪い日があっていいし、そのたびに相手が受け止め続けなくてもいい。
- ひとりが話題を出したら、愚痴扱いにされずに話し合える。
- 謝るのは、どちらの側からもある。
- 友だちに会う、お金を使う、ひとりの時間をとる、そのたびに許可をもらう必要がない。
- いい案は、誰が言ってもいい案。
当たり前に聞こえます。でも実際には、悪気なく、少しずつどちらかに寄っていくものです。予定の全体を把握しているのはいつもひとり、先に話し出すのはいつももうひとり、というように。
決めごと:実際は誰が決めている?
直近でふたりに関わる決めごとを、10個思い出してみてください。旅行先、住まい、買い物、実家への挨拶、土曜日の過ごし方。誰が準備して、誰が最後にうなずいて、誰が折れましたか。
偏りは、たいてい楽さから生まれます。ひとりははっきりした意見があり、もうひとりは合わせやすい。続けるうちに、「合わせやすい」が「希望がない」になっていきますが、実際はそうではないことがほとんどです。正直に聞いてみてください。本当にどっちでもいいの? それとも、私のほうが通るのに慣れただけ?
実際に役立つルールをいくつか。
- 大きな決めごとには、それぞれ拒否権をもつ。使うのはまれだけれど、使うときは本気で。
- 準備をした人が、自動的に決める人になるわけではない。
- 折れる側は、交代でいい。毎回同じでなくていいけれど、1年で見たときに行ったり来たりしている感じがあるといい。
- いったん決めたことも、永久に固定ではない。合わなくなったら、もう一度話し合っていい。
こんな質問が合います。「あなたの人生で、絶対にひとりでは決めたくないことは何? それはどうして?」答えを聞くと、相手がどこで発言権をもっと持ちたいのか、見えてくることが多いです。
名もなき家事:見えない仕事
名もなき家事とは、「気を配ること」です。義母の誕生日プレゼントがまだだとか、病院の予約が近いとか、牛乳がなくなったとか、誰が気づいているか。掃除そのものは目に見えます。でも、その裏にある思い出す、計画する、段取りする、は見えにくいものです。
ひとりがいつも考える側で、もうひとりが指示を受けるだけなら、負担は偏っています。「何をすればいいか言って」と言うのは手伝う気持ちに聞こえますが、相手をプロジェクトリーダーにしてしまいます。
変えるためにできること。
- 担当をまるごと渡す。計画、思い出し、実行まで全部。小さな手伝いをたくさんするより、ひとつの分野を丸ごと持つほうがいいです。
- 気を配ることを見えるようにする。1週間、誰が何に気づいたかを書き出す。「プレゼントを買う」「業者に電話する」のようなことも含めて。
- 相手のやり方が違うことを認める。渡したあとで直すと、すぐに仕事が戻ってきます。
家事についての実用的なアイデアは 家事の分担 にあります。対等さが日常でいちばんはっきり出るのが、そこです。
話題を静かに開く質問もあります。「私が気づいていないところで、ふたりのために何を引き受けてくれている?」答えは、ふたりとも意外に感じることが多いです。
お金と力関係
お金は、静かに力を持ちます。稼いだり管理したりする人が、誰も望んでいなくても、結果として影響力を持ちやすい。ひとりが買い物のたびに理由を説明しなければならないなら、それはサインです。収入の差が大きいほど、なおさらです。気まずくならずに話す方法は、カップルとお金 にあります。
話し方に出る敬意
敬意は、口調にも出ます。相手をさえぎる、目をそらす、皮肉を言う、気持ちを小さく扱う。内容が正しくても、そうするとバランスがずれます。自分にそういうところがあると気づいても、自己嫌悪におちいらなくて大丈夫です。気づいて、次から変えればそれで十分です。
次のようなサインに気をつけてください。
- いつもひとりが最後に口を出す。
- ひとりのほうが、もうひとりよりずっと多く謝っている。
- ひとりの希望は「面倒」、もうひとりの希望は「普通」と扱われる。
- 批判が攻撃と受け取られるので、いつの間にか言わなくなる。
- ひとりが、相手がどこへ行くか、誰とやりとりしているか、何にお金を使ったかを管理している。
最後の項目は、不均衡を超えた話です。行動を制限されている、脅されている、ずっと貶められていると感じるなら、信頼できる人や専門の相談窓口に話してください。身の危険を感じるときは、110番に連絡できます。お住まいの地域の配偶者暴力相談支援センターや、国のDV相談の窓口も、相談を受け付けています。
ふたりで確かめてみる
公平さについて一般論を話し合うより、具体的な夜をつくるほうが役に立ちます。1時間とって、次の質問を順番に見ていきましょう。まずそれぞれが自分で答えて、それから交換します。
- どの分野で、私はあなたより多く決めていると感じる?
- どの分野で、あなたのほうが私より多く決めていると感じる?
- ふたりのことで、いちばん手放したい仕事は何?
- 最近、小さなことでも置いていかれたと感じたのはいつ?
- もう聞かなくなってしまったことはある? 答えがわかっているつもりで。
- これから4週間で、具体的に何を変えたい?
結果は大きくなくていい。ふたりで引き受けられる変更がひとつあれば、長い決意表明よりずっと価値があります。
もしこの話題が深いところに根ざしていると感じたら、たとえば育った家庭での役割のイメージが関わっているなら、カップルカウンセリングに相談するのも手です。失敗ではありません。外から中立の目で見てもらえます。
対等さを支える小さな習慣
対等さは、1回の会話で生まれるのではなく、繰り返しの中で育ちます。ほとんどお金のかからないことを3つ。
- 日曜に、短い週次の話し合いを。よかったこと、イラッとしたこと、これからのこと。
- 当たり前に見えることにも、ありがとうを言う。
- 役割を交代する。いつも計画する人が、1回は相手に土曜日の予定を任せる。
こうした習慣は、軽いほうがうまくいきます。気合いが必要なことは、あまり続きません。
フタリが役立つところ
対等さの一部は、ふたりとも言葉を出せることです。フタリでは、毎日の質問にそれぞれが別々に答え、ふたりとも答えてはじめて相手の答えが見えます。いつも先に話す人や声の大きい人がいても、自分の答えがもう決まっているので、かき消されません。さらに、質問ごとにそれぞれ違う「おまけ質問」が届くので、同じことを話すことにもなりません。
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