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遠距離恋愛の統計:研究が本当に示していること

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いまある中でいちばん質の高い研究によれば、遠距離恋愛がほかの恋愛より終わりやすいということはありません。ドイツでは、18〜49歳で決まった相手がいる人のうち、6人に1人を少し超える人が相手と一緒に住んでいません。ただ、本当に遠く離れて住んでいるのは、そのうちのごく一部です。ここでは遠距離恋愛の統計を出典つきで紹介し、離れていても近さを保つことについて研究が何を言っているか、それをふたりでどう活かせるかをまとめます。

先にひとこと。ほとんどの研究は、カップルを観察しているだけです。わかるのは、何と何が一緒に起きるかです。片方がもう片方の原因かどうかは、わかりません。要旨しか読めなかった研究には、そう書き添えています。

遠距離恋愛の統計:ドイツではどのくらい?

公式の数字はありません。ドイツ連邦統計局(Destatis)がミクロセンサス(世帯を対象にした大規模な抽出調査)で数えているのは、同じ世帯で暮らしているカップルだけです。統計局の発表には、こう書かれています。「世帯を共にしないパートナー関係は、考慮されていません」。

そのため、いちばん頼りになるのは家族パネル調査FReDAです。ドイツ連邦人口研究所(BiB)が2025年、2021年に集めた18〜49歳の2万人以上の回答を分析しました。結果は次のとおりです。

  • 回答者全体の12.6%は、決まった相手がいながら、相手と一緒に住んでいません。シングルの人も含めて数えると、8人に1人です。
  • 恋人や配偶者がいる人のうち、17.6%は住まいが別々です。
  • 18〜24歳では、住まいが別々の相手と付き合っている人(28.9%)のほうが、相手と一緒に住んでいる人(18.3%)より多くなっています。25歳からは、これが逆転します。
  • 結婚している人のうち、別々に住んでいるのは1.5%だけです。

ただし、落とし穴があります。別々に住んでいることと、遠距離恋愛は同じではありません。住まいが別々のカップルのうち、48.1%は相手の家まで30分かからず、20.1%は30分〜1時間、14.4%は1〜2時間です。2時間以上かかるのは17.3%だけです。全体に当てはめると、18〜49歳のおよそ50人に1人が、相手の家まで2時間以上かかる関係にあることになります。これはBiBの2つの数字から私たちが計算したもので、研究所が示した数字ではありません。

「遠距離恋愛は平均4.5か月しか続かない」といった数字を、ネットではよく見かけます。学術的な出典では見つからなかったので、ここでは扱いません。

別々に暮らす理由

BiBによれば、住まいが別々のカップルの約62%が、事情があってそうせざるを得ないと答えています。いちばん多い理由は仕事です(30.9%)。自分から別々に住んでいる人では、まだ一緒に住む準備ができていない(46.2%)、自分の自立を保ちたい(28.6%)という答えが多くなっています。

6割近くが、3年以内に一緒に住むつもり、またはたぶん住むと答えています。多くの人にとって、距離はゴールのある一時的な段階なのです。ずっと別々の家で暮らすと決めているなら、別々に暮らすカップルの記事にくわしく書いています。

遠距離恋愛は終わりやすい?

この問いにいちばん正面から取り組んだ2つの研究の答えは、要するに「いいえ」です。

Kelmerら、2013年。 デンバー大学のチームが、アメリカ全体を代表するサンプル870人に2回アンケートを行いました。遠距離恋愛をしている人は、最初の時点で、関係の質が高く、関係に打ちこんでいて、閉じこめられているという感覚が少ないと答えていました。そして2回目の調査までに別れた割合は、近くに住むカップルと同じでした。要旨には割合の数字は書かれておらず、全文は読めていません。

Dargieら、2015年。 カナダのクイーンズ大学のチームが、遠距離恋愛中の717人と、近くに住んで付き合っている425人にアンケートを行いました。違いはほとんどありませんでした。関係の質を予測していたのは、その人自身と関係そのもので、距離ではありませんでした。著者たちは、遠距離恋愛をしている人は「不利ではない」と書いています。こちらも、読めたのは要旨だけです。

ドイツのデータは、もう少し慎重です。 BiBの報告書では、住まいが別々の人は、関係への満足度がやや低くなっていました。10点満点で8.21点、一緒に住んでいる人は8.30点です。別々に住む人のほうが若く、子どもがいないことが多い点を差し引くと、差はおよそ0.35点になります。別れを真剣に考えたことがある人は31.5%で、一緒に住んでいる人では16.3%でした。ただ、こうした関係は平均でまだ付き合って3年ほど、一緒に住んでいるカップルは12年です。付き合って日が浅い関係は、何キロ離れていようと揺らぎやすいものです。

遠距離恋愛にとって興味深い結果もあります。満足度がいちばん高かったのは、相手の家まで15〜30分の人(8.3点)、いちばん低かったのは4時間以上かかる人(8.0点)でした。そして、週に会う回数が多いほど、満足度も高くなっていました。これも関連で、証明ではありません。

遠距離のカップルが、かえって近さを感じやすい理由

この分野でいちばん知られている研究は、クリスタル・ジャンとジェフリー・ハンコックによるもの(2013年)です。アメリカの大学生カップル63組(うち30組が遠距離)が、1週間、ふたりのやりとりをすべて記録しました。合計で3,000回を超えます。

遠距離のカップルは、1日のやりとりの回数は少なめでした。それでも、1回1回のやりとりのあとには、少しだけ相手を近く感じていました。7点満点で6.08点対5.80点です。理由は2つありました。自分のことをより多く打ち明けていたこと。そして、相手が実際よりも多く打ち明けてくれていると受け取っていたことです。この効果がいちばん強く出たのは文字のやりとりで、電話では弱く、ビデオ通話ではいちばん弱くなりました。

限界もあります。63組、1週間、ほぼ全員が進学のために離れていました。差も小さなものです。

ふたりへのヒント: あいまに送る短いメッセージに、ときどき自分のことを入れてみてください。「家に着いた」は連絡です。「今日、約束の前は緊張してたけど、うまくいったよ」は、あなたの一部です。

メッセージとビデオ通話、どちらがいい?

カナダの18〜25歳の大学生647人を対象にした調査(Holtzmanら、2021年)では、遠距離恋愛でメッセージをよく送り、しかも相手にきちんと向き合って書いている人ほど、関係への満足度が高くなっていました。近くに住むカップルでは、この関連は見られませんでした。ビデオ通話の頻度は、どちらのグループでも満足度と関連していませんでした。

研究チーム自身が、ここから「メッセージを増やせば満足度が上がる」と結論づけないよう注意しています。一度きりの調査だからです。データからわかるのは、遠距離恋愛では、相手が書いたことにきちんと応えることが、満足しているカップルに見られる特徴だということです。

フタリのような1日1つの質問は、まさにそのためのものです。それぞれが自分の都合のいいときに、文字かボイスメッセージで答え、相手の答えは自分が答えたあとで見られます。今日は電話できない日でも、毎日なにか自分のことがチャットに届きます。

大事な時期:距離が終わるとき

ローラ・スタッフォードのチームは、アメリカで、遠距離恋愛が終わりを迎えた大学生カップルを追いかけました。2006年の要旨によれば、およそ半分はいずれ同じ場所に住むようになり、残りの半分はその前に別れます。一緒に住むようになったカップルのうち、3分の1は3か月以内に別れていました。別れた人のほうが、遠距離だったころの何かを恋しく思っていることが多くありました。

別の研究(Stafford & Merolla、2007年)がそれを補っています。遠距離のカップルは、相手をより理想化していました。会うまでの間隔が長いことと、強い理想化は、近くで暮らしはじめてから関係が揺らぐことを予測していました。

どちらも20年近く前のアメリカの研究で、対象は大学生、私たちが知っているのは要旨だけです。それでも、方向性としてはいいヒントになります。

ふたりへのヒント:

  • できるかぎり、会う間隔を短くする。
  • 会うときには、日常も一緒に過ごす。買い物、疲れた夜、洗い物をめぐる言い合い。そうすれば、相手を美化しすぎずにすみます。
  • 引っ越す前に、距離があってよかったことを話しておく。自分だけの夜、自分の友だち、自分の習慣。そのうち、何を残したい? くわしくは同棲のコツにあります。

今夜できること

  • 「いつ同じ場所で暮らせる? そのためには何が必要?」とお互いに聞いてみる。正直な「まだわからない」も、ひとつの答えです。
  • この夜が終わる前に、次に会う日を決める。
  • 明日、時間ではなく気持ちを書いたメッセージを送る。
  • 相手のメッセージには、スタンプひとつではなく、質問で返す。

離れている毎日のための実践的なアイデアは、遠距離恋愛のコツにもっとあります。

出典

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